寝れなかった…とうとう読み終えた。
羊をめぐる冒険 …。
風の歌を聴けと1973年のピンボールを読んだ後に読んだから(けどたいていの場合この二つを読み終えた後に読むよね)なんか…ちょっと軽くショック…。風の歌を聴け、1973年のピンボールと羊をめぐる冒険の世界が繋がっていることがショックなのかもしれない。あんなに現実的な世界だったのに!(けど村上春樹作品はいつだって現実と非現実は紙一重で、いつだって非現実的なことから逃れることができない。ただ巻き込まれてやらなくちゃいけないことをやらなくてはいけない…。)(ひぐらしの圭一くんみたいなもの。だけど圭一くんと違うところは少なくとも不幸にはならないところ)(それにしても現実的って言い方はどこかずれてる気がするけど…。スプートニクの恋人だって文章として表に出ている分には現実的な内容だけど、すみれが行ってきた世界はやっぱり非現実的なところだと思う。)
やっぱり鼠は死んでいた…。羊はあの爆発で死んだのかしら。それともダンス・ダンス・ダンスに繋がっているのかしら。(組織はどうなったの)
塩子はビビりなんで羊男の挿し絵にマジ恐怖した。でも…よく見るとそんな別にだよね…羊男いいやつだし…。だけどマキさんの描いた羊男の方が良い。
ジェイにお金渡して終わるのは良かった…。ジェイの存在にほっとする。少なくとも塩子が読んだ範囲内でジェイはまともな世界にいる。主人公がジェイズ・バーに戻って来れたことにほっとする。そして時間の流れに切なくなる。もう鼠はいない…。主人公はたくさんのものを失った…。
村上春樹読んでいて思うのが、主人公は巻き込まれてしまう側なのにいろんなことをこなさなくちゃならなくて、それをこなしているうちにいろんなものが失われているよね…それは住む家とか仕事じゃなくてなんていうか…なんというのかな??まぁいいや…。
そしてこの文章書いてるうちに眠くなってきた…。良かった…寝たいのに眠くないって苦痛…。
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